![]() 「Film いつか、桜の雨に・・・」 2000/04/05 リリース \ 3,200 (税込) ポリドール |
リリースエピソード
ポリドールで製作された、ビデオクリップ集の第2弾です。H.I.Walrus監督による「夢のしずく」「月のダンス」「桜の雨、いつか」のヒットシングル3曲のプロモに加えて、レコーディングの撮りおろしショットが収録されています。
「松たか子の魅力を引き出す演出」が前作のコンセプトなら、今回は「作品の持ち味を主軸に、松たか子自身が演出する」という表現がしっくりきます。全体的にモノクロ風で、個々の曲それぞれが持つ雰囲気、風味を生かした映像を感じることが出来ます。作品の一貫性は薄いですが、その分1つ1つの曲の世界をより強く感じられ、堪能できるとも言えるでしょう。一方でレコーディングなどでは、素顔の松さんが捉えられているので朗らかな気持ちにもなれますよ。
歌手としての松さんが描く歌に対する想いと、女優としての松さんの演技の見事な融合。音だけでなく、映像でも語り伝える「プロモーションビデオ」を、地で行くような製作スタンスを貫いているのが分かりますね。特に最後の「桜の雨、いつか」は、松さんが自分で企画し、自分でキャスティング探しを行っていたそうです(出演者は全員、松たか子関係者)。それだけに、作品に対する松さんの気持ちは相当強いです。心して観賞しましょうね。
ミュージックレビュー
オープニング
スタッフのみなさんとレコーディングの打ち合わせ中。カメラを向けられた松さん、即座ににらめっこ3連発(笑)。そんな行動を見て、スタッフの直井さんは大爆笑! 「使えねーだろ、それは!」(笑)。
ピアノのモノクロ映像から、松さんの弾き語りで始まります。徐々にピアノの裏、奥、手前、鍵盤脇と増えていく松さん(変な意味じゃなく・汗)。それぞれが違う表情を演じながら、現れては消えていき、また歌っては消える「しずく」を表現しています。これは心に持つ人格を無意識に表しているものでしょう。それを自然な姿で、自然に歌い上げてます。やっぱり魅力的ですね。次第にどんどん「しずく」たちは減っていき、最後は演奏していた松さんも静かに消えていく……。ピアノだけがポツンと残される、後味が引く演出もGood!
The Shooting Star(film original)
スタジオでのレコーディング風景。PV撮影仕様のため、周りを暗くしでいる模様(汗)。スポットライト当てられて、松さん眩しくないのかな? ……余計な心配だな(笑)。内容は、集音マイクに向かって淡々と歌っているだけです。しかも1コーラスだけでフェードアウト。もうちょっとくらい歌ってくれてもいいのになぁ~。でも、松さんの柔らかい表情が見れるので、個人的にはOK!
松さんの周りを漂う光の珠が、とてもファンタジックで幻想的。月こそ出てこないものの、非常に曲の雰囲気にマッチしています。時々、手を差し出してそっと珠を包み込み誘導したり……。その光を見つめる松さんの優しい表情にも注目。松さんを囲むようにして現れる虹の輪、そして膨らんできて重なり、消えてはまた現れる……神秘の世界に魅せられてしまう美しさがありますよ。また、ベットシーン(変な意味ではなく・汗)で、うつ伏せになって枕に顔をうずめている松さん。そのつぶらな黒い瞳で何を想うのか? とても心地よさそうでちょっと眠そうなあの表情に、ついホッとしてしまうんですよね。松さんの瞳って、本当に吸引力がありますよ(笑)。
再びスタジオ内に戻ります。「The Shooting Star」と同じ形式ですが、カメラアングルの切り替わりがあるので、角度の変化が楽しめます。リズムに乗って歌っている松さんが、すごく楽しそう! しかし、この歌でもやはり1コーラスで終了。ちょっと物足りないなぁ……。
松さんがカメラシャッターを切りまくるシーンでスタート。曲の内容を尊重した演出がなされています。笑いながらカメラを構えている松さん、大切なものを撮るようにシャッターを切っていく。映像のところどころに入ってくる「Souvenir data」や「SOURIRE!」は、フランス語で「思い出」「微笑み」と言う意味です。後半の「SOURIRE!」は、カメラを向けている松さんが、こっちに「笑って!」と言っているような感覚(笑)。ノイズが入っていて、ちょっと古めかしい感じがするのも、思い出の中の映像というシチュエーションのもとでの演出でしょう。ちなみに映っているカメラは、松さん愛用の「ニコン」です。
真夜中のギター
Instrumentalが流れる中、松さんからのメッセージ。顔、ドアップすぎ!(汗)
「元気でいますか? 無理をしていませんか? こうしていつも、あなたのことを思い出しています。忘れないでください。私はいつも、あなたの側にいます。」
前後のつなぎの役目をここで果たし……。
全身を黒で固め、どこか異国の貴婦人のような衣装を纏い、公園の桜並木道に立つ松さん。この作品では、歌の中に託された想い、「伝えたい部分の具現化」がテーマになってます。視線をカメラに向けて、歌を口ずさんだり途端に無表情になったりというのは自己表現。オレンジ色とモノクロの切り替えは、フラッシュバックを表現しているんでしょうね。メッセージソングなだけに、すぐに感情移入してしまいます。シーンのコマつなぎで、たくさんの人々が遠くから松さんを見守っているという演出は感動ものです。ラストは全員いなくなり、松さん自身もフラッシュとともに去っていく……。
your birthday - kame kame everybody
またもスタジオ内より、your birthday(ラストコーラス)のレコーディング映像。武部さんの指示のもと、スタッフのみなさんノリノリで歌ってます。一体何人いるんだ!?(汗)
end roll
エンディング&スタッフロール。それぞれのPV作品のメイキング映像が見られます。ロケ現場にちゃっかりムッシュを連れてきたり、空いた時間を使って一緒に遊んだりする松さん、可愛いですよ!
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