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桜の雨、いつか

桜の雨、いつか
「桜の雨、いつか」
2000/02/09 リリース
\ 1,100 (税込)
ポリドール
  1. 桜の雨、いつか
  2. your birthday
  3. 桜の雨、いつか instrumental

リリースエピソード

初のドラマ主題歌になった記念すべきシングル。松たか子主演ドラマ「お見合い結婚」を見たことがある人なら、なじみ深い曲でしょう。

「自分が本当に書きたかったものを書いた」。ドラマの主題歌ということはあまり意識せずに、自分のイメージを大切にして作った歌で、作品内に繊細で松さんらしいピュアな雰囲気が流れています。ドラマのエンディングに流れたのを聴いた時点では、普通の失恋ソングのように聴こえますが、実はこの曲、松さんが亡くなられたおばあさまに向けた、メッセージソングなんです。「祖母や旅立った人に向けた感謝の気持ちを、素直に歌に昇華して描いた作品」というコメントもあります。松さんは、根っからのおばあちゃんっ子・・・。この時の事は凄くショックを受けてしまい、しばらくはまともに人の顔が見れなくなったほど。歌詞にはその頃の心境も表現されていて、寂しく悲しく素直な気持ちが、イヤというほど伝わってきます。この歌は、これらのことを踏まえてから聴いてみましょう。曲の受け止め方が全然違うものになると思うので・・・。

ちなみにタイトルの「桜の雨、いつか」は、桜の葉が雨のように散っていくイメージを描いたもの。どんなに悲しいことが起こっても、空はいつも澄んでいる・・・そんな美しさやはかなさを込めた意味があるんだそうですよ。

カップリング曲は、表題曲とは打って変わって活発な曲。編曲は亀田誠治さんが担当されていますが、どういういきさつかは不明(汗)。松さんは、歌詞を書いている時は感じなかったが、いざ歌ってみると、恥ずかしさが込み上げてしまったらしい。特にコーラスの「Your Special to me」なんて、直訳すると・・・ねぇ?(笑)。でも、その素直さも魅力の一つですよね。

ミュージックレビュー

桜の雨、いつか
作詞:松たか子 作曲・編曲:武部聡志

Music

柔らかな空気が流れ出る、春めいた暖かさに包まれたバラード曲。柔らかくて、デリケートに奏でられるピアノのイントロと、その上から静かに透明感ある声を響かせる松さん・・・気持ちをホッとさせられるような穏やかさがあります。一番の聴き所は中盤のサビ。ストリングスが加わり、曲の世界がフワァーっと広がる展開は鮮やかの一言。松さんも、より自然体で歌うようになって、コーラスとのハーモニーも、ピュアで綺麗に溶け合った美しさは、本当に綺麗です。心癒されるような、救われるような印象を残してくれる、名曲ナンバーですね。

Word

悲しくはかなくも美しい、胸キュンのラブソング。亡くなった大切な人への感謝の気持ちを、切実に綴っています。失ったときに初めて気づいた気持ちの切なさ、もう会うことも伝えることもできない、本当の「遠い存在」になってしまった寂しさ、またどこかで会いたいという願いの温もり、信じる想い・・・。これらの複雑な心境を重ね合わせ、松さんらしいピュアな感性で、見事に表現しています。それを「桜の雨」というイメージして流しているのが、本当に美しい。最後の「ありがとうって言ったら永遠にさよならになる 果てしないこの旅で どこかでいつか会える」は、松さんが実際に悲しみを受けた経験から生まれた名フレーズ。この言葉に心を打たれ、涙を流さない人はいないでしょう。

 

your birthday
作詞・作曲:松たか子 編曲:亀田誠治

Music

アップテンポで、駆け上がるようなリズムが特徴的なポップスです。快活なギターが、曲によく馴染んでいて心地良い。キーボードをやや高めのボリュームにしているのか、途中から入るベースラインがやたら目立ちます。メロディーはわりとシンプルなものですが、複パートに構成されたコーラスが絡むことで、重なり合う歌声に厚みを加えているのが、とても面白いです。松さんも、リズミカルに明るく楽しく歌っているのが、良く分かりますよ。

Word

ち恋人の誕生日を、楽しくお祝いしようとする詩。シチュエーションがとても可愛いです。誕生日を二人でお祝いするために、あらかじめ「完ペキ」な計画を立てていたんですが、全然予定通りにいかないものだから、焦ってイライラしています。そんな様子を描いた表現には、現実でも起こりえるようなリアリティさがありますね。この二人の微笑ましい様子が、容易に想像できるのも楽しいです。その中でも、「大好きって心で呟いてキャンドルに灯りをともそう」っていうフレーズは、乙女チックで印象的です。

 

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