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「ほんとの気持ち」
2003/07/23 リリース
\ 1,260 (税込)
ユニバーサルJ
  1. ほんとの気持ち
  2. home ~ sweet home
  3. ほんとの気持ち (Intrumental)

リリースエピソード

小田和正さんとの初コラボレーション作品。仲介した佐橋さんとの、共同プロデュース。そして「表現者」としての松さんの「素」の部分が引き出された傑作です。

曲を耳にした瞬間から、小田ワールド全開な今回の楽曲。舞台「オイル」の本番中というハードスケジュールのなかでのレコーディングでした。ブレスの入れ方、鼻濁音の発生指導など、演出部分は全て小田さんに教わり、大変勉強になったとのこと。ある時はコンディションが悪く、うまく歌えない自分に腹が立ち、悔しくて小田さんの前で泣いてしまったこともあり、負けず嫌いな一面を見せるといったエピソードもあります。これには、小田さんも感心されたそうです。

歌詞に関しては、舞台の合間を縫って、小田さんとメールでやり取りしながら作っていったそうです。テーマ決めから、全体の構築まで、細かく相談しながら製作されていきました。松さんの中で、詩の中のふたりは「不器用なふたり」なんだとか。今回の「挑戦」ともとれるこのレコーディング、曲の雰囲気の捉え方や、自分への解釈の不安と、小田さんとの初共演ということが、程よい緊張感とすごい集中力を与えてくれたそうです。エピソードを振り返ってみると、非常に内容の濃い作品だということが、伝わってきますね。

今回のカップリングは、5thアルバム「home grown」に収録されている「home」を、ストリングスアレンジしたものが収録されています。2003年秋に行われる2ndコンサートまで、気持ちを繋げるために、大切な1曲を松さんの強い希望で選曲されたんだそうです。松さんが泣きそうになったほどの、感動的なアレンジ曲、心して聴きましょうね。

ミュージックレビュー

ほんとの気持ち
作詞・作曲・編曲:小田和正

Music

初夏をイメージした曲らしい、フレッシュ感溢れた曲です。歌声が、軽やかなテンポの中で踊っているような印象があります。前半はギターonlyで穏やかな雰囲気ですが、中盤(Bサビ以降)からは、独立した個々のパートの様々な音がフワァーっと溶け込んで、小田和正さんのセントラルミュージックワールドが一気に広がります。そして、歌の中の女の子を演じる松さんと、複雑なメロディーラインを、まるでカノン(輪唱)のように追いかける小田さんのコーラスが絡み合い、曲全体に清々しさと暖かさを生み出しています。また、独特の切れ方をするフレーズと綺麗なメロディーが、見事に調和されていて素晴らしいですよ。ただ、歌声が松さん寄りに加工されているせいか、小田さんの声があまり目立っていないのが、残念なところですね。

Word

微妙な関係の二人という設定で、女の子の彼に対する気持ちの揺れ動きを、繊細に描いています。「あなたを 好きにはならない」と、ちょっと意地悪で後向きな気持ちから始まりますが、徐々に彼の心の中が気になり、色々な気持ちの矛盾と葛藤しながらも、最終的には好きになっちゃいます。最後のほうになると、前向きな言葉が並んでて輝いて見えますよ。夏というキーワードを間接的に使用しながら、ストーリーを構成する小田さんの描写は、さすがですね。

 

home ~ sweet home
作詞:松たか子 作曲・編曲:佐橋佳幸

全体的にクラシック調の雰囲気にアレンジ。ダイナミックなストリングスを響かせているイントロが、とても印象に残ります。バイオリンやフルート、ベースのカウンターライン音の落ち方が、優しくて切ないですよ。松さんも、アルバムよりずっと色っぽく歌っています。まさに、「sweet」という表現がピッタリですね。

 

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