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サクラ・フワリ

サクラ・フワリ
「サクラ・フワリ」
1998/03/25 リリース
\ 1,020 (税込)
BMGファンハウス
  1. サクラ・フワリ
  2. あくび
  3. サクラ・フワリ ORIGINAL KARAOKE
  4. あくび ORIGINAL KARAOKE

リリースエピソード

デビューから1年が経ち、再び春の歌をリリースした松さん。今作では、2曲とも松たか子クレジット名義の歌詞になっています。

イントロの近づいてくる音がパッと消えたのを、列車のドアが閉まった瞬間と捉えたところから、イメージを広げていった曲。歌詞は、製作に取り掛かった頃からだいぶ変わったようです。雪が降っているところから桜に変わるよう感じから、桜だけにしぼったり、ひとりで書いていたイメージをふたりにしてみたり・・・。風景を意識するのではなく、あくまで「言いたいことが言えない」という本音を伝えているそうなので、松さん的にはあまりまとまった歌詞ではないみたいです。

2ndシングル「I STAND ALONE」を思い出させるような、新しいスタートを切る松さんの力強い想いといった感じ。両作品に使われている「桜」ですが、本人いわく、「I STAND ALONE」は「春の陽だまり」で、「サクラ・フワリ」は「散りゆく夜桜」なんだそうです。「フワリ」というのは、人知れぬ場所で潔く散っていく「瞬間」、その晴れやかさを言葉で表現したものなんだとか。

カップリングの「あくび」は、表題曲とは対照的にほのぼのした曲。デモを聴いた瞬間、「あくび」と曲名が即決定したそうです。椅子に座ってのレコーディングで、歌っている途中は本当に眠りかけたらしい(笑)。

余談ですが、プロデュースした武部聡志さんが企画した「Smiles & Tears」で、加藤いづみさんや山弦の小倉博和さんと一緒に歌われたりもしていました。この曲は、加藤さんのイチオシにもなっているそうです。

ミュージックレビュー

サクラ・フワリ
作詞:松たか子 作曲・編曲:武部聡志

Music

何かが近づいてくる音・・・。それが止まった次の瞬間、曲の世界がフワァーっと広がるような出だしは、非常にインパクト大です。何かが始まりそうで、ワクワクした気持ちにさせてくれます。全体的にピュアな雰囲気に包まれていますが、先へ先へと進む力強さも持っている曲。サビ直前から膨れ上がるようなバック音は、この曲を一気に盛り上げるいくキーライン。聴きどころには必ず入っているので注目です。松さんも、ナチュラルな歌声の中に、強く切実な意志を感じられます。旋律が美しく、ピアノの音との相性度も高いのもポイント! ただ、バンドの音がかなりチープなので、少しぐぐもった感じになっているのが惜しいところですね。

Word

季節の変わり目の中から、新しい旅立ちを描いた詩です。どこかへ行こうとしている自分のイメージから、春の足音を感じさせられ、新たな出会いと恋を予感させるフレーズが続いていく。はかなく散りゆく夜桜の、一瞬の煌きのような気持ちや言葉は、女性ならではの表現ですね。また、風景だけで描写しすぎているわけじゃなく、自分の伝えたいことがしっかりと伝わってくる、強い意志を持った印象もあります。振り返ることなく、一歩ずつしっかりと先へ進むイメージは、松さんの姿勢に見事重なりますね。

 

あくび
作詞:前田たかひろ 作曲・編曲:武部聡志

Music

思いっきりボサノバ調で、のんびりとした曲です。そののほほんとした優しい雰囲気が、癒しの安らぎ感を生んでいます。和やかな曲なので、タイトルどおり、今にも昼寝をしたくなるような気分にさせられるかもしれません。これといって大きな盛り上がり場所もなく、沈んでしまう部分もなく、終始淡々としたリズムで流れていきます。バックもソフトチックな音ばかりなので、本当にお昼寝をする時なんかに聴くと、いいBGMになりますよ。

Word

とある日常的な1コマ。けんかをしても、眠たくてあくびがでる。でも想いは伝えたくて、またあくび・・・そんな目覚めの瞬間、ふとした想いを描いた、平和でどこかポケポケした感じの詩です。気を取り直して掃除をしてごみを捨てて電球取り替えて・・・などなど、生活感のあるフレーズが盛りだくさん。普段の松さんが、普通の人と同じように生活しているのが、よく分かります。

 

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